四国八十八ヶ所逆打ち車お遍路。66番雲辺寺から次は65番三角寺へと巡礼するのですが、ここで以前より気になっていた大歩危(おおぼけ)に立ち寄ることにしました。
タイトルどおり、お遍路の途中に大歩危を噛ましてみたのです。大歩危峡は、吉野川中流域に位置する渓谷で、遊覧船もある剣山国定公園の一部です。壮大な渓谷美が印象的で、ゴールデンウィークには駐車場待ちの車であふれ、国道32号線が大渋滞するほど人気のスポットなのです。
何でこんなところで32号が渋滞するの?と不思議に思ったならば、Uターンや別のルートを選択したほうが良いかもしれません。渋滞の車列は道の駅まで繋がっていますので。
さらに、車のお遍路さんは、西祖谷のかずら橋へと向かいます。途中JR大歩危駅があり、記念に切符をお買い求めいただけます。駅前の歩危(ぼけ)マートでお食事とショッピングをするのもいいですね。他県ナンバーの車がたくさん立ち寄っていました。
雲辺寺山上駐車場から41.5km、自動車で1時間少々で西祖谷のかずら橋へと到着します。雲辺寺~三角寺までが32km50分少々なので、ちょっと寄り道したくなるわけです。朝10時にもかかわらず、100人待ちのかずら橋。さすがゴールデンウィーク、人でごった返しています。
去年奥祖谷の二重かずら橋にも行ったことがありますが、こちらの西祖谷のほうがはるかに観光地化されていますね。たくさんの家族連れの方がいらっしゃいました。
河原で楽しく石を投げていると、ふと今日のお遍路の予定が頭をよぎりました。時計を見ると午前11時15分。まだ雲辺寺しか行っていません。三角寺までは55km。車で1時間15分ほどです。
かずら橋を渡るための行列が1.5倍に膨れ上がっているのをしり目に、一路四国中央市の川之江へと急ぎます。