四国八十八ヶ所の逆打ち車遍路は、35番の清瀧寺から山を下って34番の種間寺へと向かいます。自動車で10.2km、22分の移動です。
平地にあるお寺は逆打ちすると、よく感覚がつかめません。周りの景色に特徴が無いので、以前順打ちで巡礼したはずなのに、場所をよく覚えていないんですね。まずは種間寺の境内へ。中に入ればすぐに思い出しました。
礼拝・納経を済ませ、次なる巡礼地へと向かいます。種間寺より7.2km、自動車で13分移動すると、33番札所の雪蹊寺へと到着。寺の名前は、土佐の戦国大名だった長宗我部元親の法名「雪蹊恕三大禅定門」に由来するそうです。
雪蹊寺太玄塔。明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって、廃寺となっていた雪蹊寺を再興させた山本太玄住職の供養塔です。
礼拝・納経を済ませ、次は32番札所の禅師峰寺(ぜんじぶじ)へ。途中、桂浜に寄ろうと思っていたのですが、時間が押していることもあり、スーパーでおにぎりをかって5分間の昼食タイムを取ります。
そして33番雪蹊寺から距離にして10.7km、自動車で23分の移動で、32番札所の禅師峰寺へと到着します。石段の上には禅師峰寺の仁王門があります。
禅師峰寺大師堂です。学校で見たことがあるような時計が気になります。そろそろ6時間目が始まりそうです。おっと、17時の門限まであと2時間半しかありませんね。
禅師峰寺の本堂前にある芭蕉の句碑「木がらしに岩吹きとがる杉間かな」
禅師峰寺の境内から太平洋が見えます。ビニールハウスの多いこと。昔学校で教わった高知平野の促成栽培のことを思い出しました。
礼拝・納経を終え、車のお遍路さんは次なる巡礼地、31番札所の竹林寺へと向かいます。