四国八十八ヶ所逆打ちお遍路。43番札所の明石寺から42番札所の仏木寺まで、松山道経由で17.4km、車で20分の移動です。仏木寺までは、県道29号と30号経由のほうが距離が短いのですが、道がつづら折りのようなので、無料区間の松山自動車道を利用します。
西予宇和から三間ICの1区間を乗り、県道31号を少し戻ると仏木寺があります。まずは仏木寺の山門をくぐります。
仏木寺の鐘楼堂です。珍しい茅葺の屋根で建造されています。300年以上前の元禄時代のものだそう。
寺は牛馬安全の守り仏として昔から信仰を集めていましたが、最近ではペットや闘牛などの動物一般の霊を供養する守り仏にもなっています。
近づいてみると、愛犬だったのでしょうか?ペットの写真も奉納されていました。そして、コリラックマが左側の壁に掛けられていました。家畜堂で供養されているこのコリラックマには、なにか特別な背景がありそうです。
仏木寺で礼拝・納経を済ませ、距離にして3.4km、6分の移動で、車のお遍路さんは41番札所の龍光寺に到着します。神仏習合の面影が強く残り、山門は鳥居です。稲荷寺として信仰されてきて、旧本堂は今は稲荷社となっています。
礼拝・納経を済ませ、龍光寺を後にします。そういえば今回初めて知ったのですが、龍光寺の駐車場は境内の近くにもあります。前回巡礼したときには、下のお食事処長命水さんの前に停めましたが、細い道でも平気な車のお遍路さんは、上の駐車場のほうが広く便利でしょう。ただし3ナンバー車は狭い道に慣れていないと通行が困難ですよ。脱輪はしないでしょうが、壁があるので下手をするとボディに傷がついてしまいます。
礼拝・納経を済ませ、車のお遍路さんは次なる目的地、40番札所の観自在寺へと向かいます。